この度、何度やってもIntuneのワイプに失敗するという事象に当たりましたため、今回はそのことを書こうと思います。
きっかけ
AutoPilotの検証をやるために、何度かワイプをしていたのですが、あるとき何度やってもワイプに失敗するようになりました。ワイプの際のオプションは、何も指定せずとしています。
トラブルシューティングの流れ
「Intune Wipe fail」で調べた際に出てきたこちらの記事に該当しているようでした。
RemoteWipe CSP が doWipe コマンドの送信に失敗する - Intune | Microsoft Docs
Reagentc /info
を実行することで確認できるWindows RE statusが無効となっており、これが原因のようでした。記事中には、無効となっている場合のトラブルシューティングについては記載がなかったので、こちらをどのようにして有効にするか調べました。
そこで出てきた記事がこちらでした。
クローンディスクの消えた回復-詳細オプションの項目を reagentc.exeで復旧する | パソコンりかばり堂本舗 (ikt-s.com)
こちらの記事通りに対応をすることで、先ほどのWindows RE statusが有効となり、ワイプに成功しました。
原因
原因は、以下記事にある通り、回復パーティション内のWindows REイメージ(WinRE.wimファイル)を含むディレクトリの場所の登録が外れてしまっているのが原因のようです。これを再登録することでワイプができるようになりました。
クローンディスクの消えた回復-詳細オプションの項目を reagentc.exeで復旧する | パソコンりかばり堂本舗 (ikt-s.com)
ただ、今回は検証端末だったので良かったのですが、これが紛失した本番用の端末で起こった場合はどうしようと思いました。ユーザーが端末を紛失したものの、発覚してからすぐにリモートワイプしていますという言い訳が通用しなくなってしまいますからね・・・。
参考ドキュメント
RemoteWipe CSP が doWipe コマンドの送信に失敗する - Intune | Microsoft Docs
クローンディスクの消えた回復-詳細オプションの項目を reagentc.exeで復旧する | パソコンりかばり堂本舗 (ikt-s.com)